2016年10月20日木曜日

語彙力を高めるポイント♪


街を歩いていると、どこからともなく金木犀の香りが漂ってくる季節になりました。西院六反田町教室の自転車置き場にも金木犀が植わっていて、とても良い香りに包まれています。

金木犀は1週間しか咲かないため、香りが楽しめるのも本当に短い期間なのだそうです。

金木犀を英語で何と言うかご存知ですか?
"fragrant olive" や"Osmanthus fragrans"、"tea olive tree"などと呼ばれます。

「香りのよい」という意味である"fragrant"という言葉が入っていて、他にはないこの花の特徴をよく表していると感じます。

金木犀は中国では桂花と呼ばれ、花の香りをお茶に移した「桂花茶」やお菓子やお料理などにも古くから使われてきた植物です。


金木犀は常緑樹"evergreen tree"です。常緑樹の反対、落葉樹は"deciduous tree"と呼びます。

ちなみに、"decidous"はある一定の時期に(抜け)落ちるものに使われる言葉なので、"decidous tooth"は乳歯となります。永久歯は"permanent tooth"です。"permanent"は(半)永久的なという意味で、髪の毛のパーマはここからきています。

金木犀の花言葉は「謙虚」「気高い」だと言われています。その強い香りと裏腹に小さい花びらであることが「謙虚」、そして一斉に咲いてすぐに散ってしまう潔さが「気高い」と表されたようです。

「謙虚な、控えめな」は"modest"、「気高い、品位のある」は"dignified"です。
"dignity"は名詞で「威厳、尊厳」を表し、否定を表す"in"が頭についた"indignity"は「軽蔑、侮辱」を表します。

キンモクセイから話がずれましたが…

語彙力を高めようと思った時、あなたはどのように学習していますか?

単語帳を開いて、ひたすら登場する単語を覚えていく方法をとる方も多いと思います。もちろん試験の出題範囲に合わせるためという方や、仕事の業界でよく使われる単語を集中的に覚えたいという方にはこの方法は適しています。

ですが、ジャンルに捉われずに総合的に語彙力を伸ばしたい、レベルの高い語彙も覚えたい、Times誌や海外の新聞誌などを読めるようになりたい、TEDや洋画が字幕なしで聞き取れるようになりたいという方は、ぜひ次に挙げるような方法をとってみてください。

まず、何かその時に思いついたトピックや自分が興味を持ったテーマをあげます。今回はキンモクセイをトピックにしました。

そこから常緑樹→落葉樹→乳歯→永久歯とどんどん言葉を派生させたように、関連する単語を調べて、その言葉の類義語や対義語などを調べていくという方法をとると、新しい言葉がどんどん頭に入っていて、語彙力がぐんぐん伸びていきます。

自分が興味を持つテーマというのはとても重要なポイントです。知りたいという興味・関心から得た情報は記憶に残りやすいので、ぜひあなたの好きなジャンルから探求心を掻き立てて、新しい言葉を吸収していってください♪


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