2013年12月5日木曜日

早口言葉

日本人にとってv/b,  s/th,  r/l,  g/j/z,  she/sea, a/u/oなどのように、発音の使い分けが難しいと言われる音があります。その使い分けを習得するための訓練として早口言葉は有効です。なぜなら、早口言葉の中には似た発音の単語がたくさん含まれているため、早口言葉をマスターしようとすると、難しい発音の単語を発話を自然に何度も繰り返すことになるからです。特に日本人が苦手とする上記にあげたような発音が含まれている早口言葉の練習が効果的です。

今回は有名なものを4つご紹介します。

①She sells seashells by the seashore.

②Peter Piper picked a peck of pickled peppers. A peck of pickled peppers Peter Piper picked. If Peter Piper picked a peck of pickled peppers, where's the peck of pickled peppers Peter Piper picked?

③The thirty-three thieves thought that they thrilled the throne throughout Thursday.

④The rain in Spain stays mainly in the plain.



①や②はr/lやshe/seaが登場します。③は無声音と有声音のthが全ての単語に含まれている上に、r/lも正しく発音しなければなりません。そして④はミュージカル"My Fair Lady"の中で登場する有名なフレーズです。当時のコックニーのアクセントでは単語の中の"ai"の発音を[ei]ではなく[ai]と発音するため、主人公イライザのコックニーアクセントをとる訓練のために使われた一文です。この文章にもr/lが使われています。

各単語の正しい発音を繰り返し聞き、何度練習して正しく発話できるようになれば、単語を繋げていき、まずはゆっくりと文章を発話しましょう。早口言葉の英訳である、"tongue twister"と検索すると、多くの英語の早口言葉が出てきますので、慣れてきたら様々な早口言葉に挑戦し、難しい発音もマスターしていきましょう♪